糸リフトとレーザーは併用できない?間隔の理由や他施術との併用についても紹介
「糸リフトとレーザーって一緒にできないの?」と疑問を感じた経験のある人は多いでしょう。糸リフトもレーザーも顔のたるみに有効であり、たるみに悩む人ほど、両方やってみても良いのではという発想が生まれるのは自然なことです。
本記事では、糸リフトとレーザーの関係について解説します。参考にして、どの施術をいつ受けるか検討する材料にしてください。
糸リフトとは?
糸リフトとは、コグと呼ばれる極小のとげがついた糸を皮膚に埋没させる施術です。
一般的には、目の隣や耳の裏から、頬にかけて放射状に埋め込みます。糸の引っ張る力で顔全体がリフトアップされます。
埋没後の傷は点状であり、小さく目立ちません。髪で十分隠れる程度の傷であり、施術後とわからない点も魅力のひとつです。
糸リフトの効果
糸リフトには、以下のような効果があります。
- シワの改善
- たるみの改善
- 小顔効果
- 顔のリフトアップ
- 肌質改善
レーザーとの併用を考えている人は、主にたるみ改善の効果に期待を寄せているでしょう。しかし、糸リフトはそれだけにとどまらず、さまざまな効果があることがわかります。
また、ダウンタイムが短く、体への負担が軽いことも人気である理由のひとつです。
レーザーとは?
美容整形施術におけるレーザーとは、光線の光熱作用により、肌にさまざまな効果を与えてくれる施術です。
ひとくちにレーザーと言っても、クリニックによって扱っているレーザーはさまざまであり、効果や特徴も異なります。そのため、受けたいレーザーが決まっている場合は、あらかじめクリニックに確認しておきましょう。当クリニックでは、ハイフやピコレーザーなどの施術を受け付けています。
糸リフトとの併用を考えている人は、レーザーにたるみ改善効果を求めているケースが多いです。しかしレーザーには、他にもシミ取りや肌質改善などの効果もあります。
【参考】レーザーとハイフは別物?
レーザーとハイフはしばしば混同されますが、2つの関係を端的に表すと、「ハイフはレーザーの1種である」ということになります。
名前にレーザーと言う言葉が入っていないため、しばしば誤解されますが、ハイフはレーザーでもあります。美容整形の世界ではさまざまな種類のレーザーがあり、その内の一つがハイフという名前なのです。
そのため、レーザーとハイフは別物という認識は間違いです。同時に、レーザーと言えば必ずハイフのことを意味する、というわけでもありません。
糸リフトとレーザーは併用できない?
糸リフトとレーザーの併用は、結論から言うと可能です。
ただし、糸リフトの施術を行なったあとは、最低でも1ヶ月の間をおいてレーザー施術を受けましょう。あらかじめクリニックに「糸リフト後レーザーを行いたい」と伝えておくと、具体的な期間などを詳しく説明してくれます。
クリニックによっては1ヶ月でなく、より長い期間の間をおかなければならないという方針の所もあります。いずれにしろクリニックの指示に従い、無理に施術間隔を狭めるようなことは止めましょう。
間隔を空けずにレーザーを行なうと?
間隔を空けずにレーザーを行なうと、レーザーの熱効果に糸リフトの糸が負けてしまうため、良くありません。これは、どのようなレーザーであっても基本的に共通しています。
糸リフトの糸は熱を受けると、温められたことで変形したり、場合によっては切れてしまうこともあります。最終的には左右差や違和感、顔のたるみなどのデメリットとなり、外に表れてしまうため、クリニックに指示された間隔を必ず空けるようにしてください。
レーザー以外に併用できる施術は?
レーザーと名の付く施術以外に、糸リフトと併用できる施術には、代表的に以下のようなものがあります。
- 脂肪吸引
- ハイフ
ただ、施術は多くのものを重ねれば重ねるほど良い、というわけではありません。自分に必要と考えられるものを、必要な分だけ受けましょう。
むやみに施術を受けていると、かえって肌にダメージが蓄積されていきます。
脂肪吸引
糸リフトと脂肪吸引は併用可能です。脂肪吸引を行なうと、たるみの除去により高い効果が期待できるでしょう。
脂肪吸引を併用する場合は、一般的に糸リフト施術と同時に行います。もしも脂肪吸引を先に行なってしまった場合、半年~1年程度の期間をおかなくてはなりません。
脂肪吸引を行なうと、施術の刺激によって顔の筋肉や皮膚がやや固くなってしまいます。この状態で無理に糸リフトを行なうと、思うように糸が埋没しなくなります。結果的に糸の凹凸が見えてしまったり、糸が透けて見えてしまったりと、糸リフトの施術に悪い結果を残してしまうのです。
何らかの事情で同時に施術を受けられない場合を除き、原則同時に受けてしまうのがおすすめです。
ハイフ
ハイフも糸リフトと併用可能です。扱いはレーザーと同様であるため、糸リフトより1ヶ月程度、クリニックによっては2ヶ月の間をおくことを指示されます。
脂肪吸引と異なり、同時に行うことはできません。そのため、イベントなどに間に合わせたいなどの事情がある場合は、スケジュールをあらかじめ調整し逆算して施術を受ける段取りを行いましょう。
たるみには糸リフトとレーザーどっちが良いの?
たるみに対し、糸リフトとレーザーのどっちが良いのかと疑問を持つ人は多いですが、端的に言うとたるみに対する効果がそれぞれ異なります。
糸リフトは、現在すでに起きているたるみに対し、高い効果を発揮します。対してレーザーは、これから起こりうるたるみに対し、強い予防効果があります。
「たるみに効果的である」とひとくちに言っても、それぞれの施術にそれぞれの効果があるため、一概にどちらが良いと言えるものではありません。施術内容をよく知って、自分に必要な方を選びましょう。
まとめ
糸リフトとレーザーは併用可能ですが、好きなタイミングで受けられるというわけではありません。「この日までに両方受けておきたい」などという期日がある場合は、クリニックにその旨を伝え、スケジュール調整を行なった方が良いでしょう。
他のことについても、施術前にカウンセリングで話し合っておくことは大切です。疑問や不安を抱えたまま施術を受けるのは避けてください。
もしも現在通っている、または通おうとしているクリニックに対し、「個人的な事情を話しづらい」と感じる場合は、ぜひ当クリニックにお越しください。ひとりひとりの事情に寄り添い、丁寧に施術させていただきます。