エールクリニック|大阪・心斎橋の美容クリニック

予約する
Instagram
アクセス
ONLINE SHOP

脂肪由来幹細胞(ASC)とは

再生医療の一種であり、患者様自身の腹部や臀部から採取します。その脂肪に含まれる「幹細胞」を抽出・培養したのち、点滴にて体内に投与します。
幹細胞は、組織や臓器の欠損や機能不全に対して機能回復する効果が期待できます。

幹細胞

幹細胞とは

私たちの体は約40兆個の細胞からできています。
皮膚や血管、心臓などの臓器や組織は細胞が集まって形成されています。その細胞にはそれぞれ寿命があり、細胞は死滅と分化(新しい細胞が作られる)を繰り返して生命維持されています。新しい細胞を作り出す際に重要な役割を果たすのが「幹細胞」です。

幹細胞

幹細胞点滴とは

本来、皮膚や関節には直接注射をし損傷部位に細胞を到着させる事が治癒への一番の近道です。しかし、内臓など体内には直接注射する事ができない部位も多く存在します。
幹細胞点滴治療は、患者様の身体から採取した幹細胞を培養し、直接注射ができない部位に点滴を利用して静脈注射を行います。血流に乗って全身の細胞に間接的にアプローチができる最新の治療方法です。

幹細胞

幹細胞点滴で期待できる効果

体内に投与した幹細胞は体内の傷ついた部位に集まり、炎症を抑え傷ついた組織を修復する性質があります。
そのため幅広い症状に効果が期待できます。その中でも主に幹細胞点滴と治療によって期待できる効果は以下があげられます。

慢性疼痛の緩和

慢性疼痛とは「病気の治療に必要とされる期間を超えても痛みが持続したり、再発を繰り返したりすること」を指します。
慢性疼痛の原因には3つの種類があります。

1痛みを伴う疼痛

関節リウマチや変形性膝関節症など完治が難しい病気による痛みです。(がんの痛みも含まれます)

2神経の痛み(神経障害性疼痛)

神経が傷ついて過敏になり、痛みの信号が出過ぎている状態です。
例えば、椎間板ヘルニア・脊椎間狭窄症・糖尿病性神経障害・帯状疱疹後神経痛などが挙げられます。

3心因性(心理的な影響)

仕事や日常生活の中において、慢性的もしくは強いストレスを蓄積する事で身体に痛みを生じることです。
不安やイライラなどの心理状態が、無意識的に向き合うことを避けるために身体の特定部位に疼痛を引き起こすと言われます。

内臓機能の回復

投与された幹細胞が、弱った組織を再生・修復させる事によって傷ついた内臓機能の回復が期待できます。
例えば、脳梗塞・肺疾患・多発性硬化症などの自己免疫性疾患や、糖尿病・肝硬変・虚血性心疾患・アルツハイマー病の症状緩和や予防が期待できます。

エイジングケア

加齢により衰えた肌細胞を、修復することによりお肌のしわ・シミの改善・美白効果・ハリツヤなどの効果が期待できます。

皮膚疾患の緩和

炎症によって傷ついた肌細胞にアプローチする事でアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の緩和に効果が期待できます。

免疫力の向上

体内の細胞を活性化させる事で身体全体の免疫力の向上が期待できます。

当院での脂肪幹細胞治療

脂肪由来幹細胞(ASC)治療は再生医療等安全性確保法のもと行われる再生医療であり、第二種再生医療等技術に相当します。
申請書が厚生労働省に受理された医療機関のみが行うことのできる治療であり、当院は承認を受けて治療を行なっています。
患者様ご自身の脂肪組織を採取し、幹細胞を培養増殖させたのち、点滴にて投与していきます。患者様自身の脂肪由来幹細胞のため、副作用などのアレルギー反応が起こりにくいと言われています。

幹細胞

治療の流れ

STEP
1

診察

再生医療について説明、患者様にあった治療内容のご紹介、脂肪採取日などの日程調整などを行います。

STEP
2

脂肪採取

局所麻酔を行い、患者様の腹部、臀部等から吸引(10~30ml)または皮切(1~3g)により脂肪を採取します。自家血清を培養に使用するため、患者様の末梢血200mlを採血します。患者様の同意のもと、血液の一部を血液検査用試料として使用することがあります。採取した脂肪と血液を細胞培養加工施設へ運送します。基本的には入院は不要です。

STEP
3

抽出・培養

採取した脂肪組織は厚生労働省認可の細胞培養加工施設に輸送します。

STEP
4

点滴

脂肪採取から約6週間後に培養された幹細胞が当院に届きます。ご来院いただき、点滴投与します。

PAGE TOP