低用量ピル

当院では３種類の低用量ピルを取り扱っております。

トリキュラー

低用量ピルの一種で、ホルモンの配分量が3段階に分けられた三相性に該当します。配合されているホルモン量が、女性本来のホルモンバランスに近いため、副作用が軽いといった特徴があります。3段階に分けて服用することから、急激にホルモンバランスが崩れてしまうことを避けることができ、副作用を軽くできます。身体への負担をかけない服薬が可能です。ただし、血のかたまりにより血管が塞がる病気・血栓症を発症するリスクがあり、服用開始後3か月未満の時期は特に血栓症が発症しやすいため、体調の変化には注意する必要があります。トリキュラーの避妊効果は約99%と高確率です。服用することにより、脳が妊娠していると錯覚して、排卵機能を停止するため、妊娠リスクが避けられるのです。ただし、正しく服用しないと避妊効果は得られないためご注意ください。トリキュラーに配合されているホルモン量は、体内のホルモン量に近いため、ホルモンバランスが整えられ、生理不順を改善させる効果や、生理痛・PMS（月経前症候群）の改善効果も期待できます。

トリキュラー

ラベルフィーユは第二世代の低用量ピルに分類されていて、トリキュラーのジェネリック医薬品です。成分の配合が異なる3つのピルを、シートに示されている通り服用していく3相性タイプです。ラベルフィーユには21と28の2種類がありますが、当クリニックでは28日間服用し続ける28のみ取り扱っております。ラベルフィーユは、卵胞ホルモンの量を調節して排卵を抑制する、子宮内膜が厚くなる動きを抑えることで受精卵の着床を阻害する、子宮頚管の形状変更による精子の通過を阻止するという働きにより避妊効果が高くなっています。ラベルフィーユを投与することで、卵胞ホルモンの量が一定になり、排卵が行われにくくなるため、妊娠するリスクを低減できます。また受精卵が着床するには、子宮内膜に一定の厚さが必要です。ラベルフィーユで排卵を抑制することで受精卵ができづらくなり、子宮が肥えて厚くなる現象を抑えられます。さらにラベルフィーユは、子宮頚管内の粘液の性質や分泌量も変えるので、精子の移動を阻害しやすいです。排卵を抑制するラベルフィーユは、排卵痛が生じるリスクも抑えることが可能です。また、子宮内膜の肥大を防ぐことで、生理痛を軽減させる、女性ホルモンの増減を抑えられることで、月経前症候群（PMS）の改善などの効果も期待できます。服用することで、生理のリズムを調節しやすくなるので、重要な業務やテストがある日に生理が被らないようにすることができます。ラベルフィーユは、ホルモンバランスを整えてくれるため、ニキビ改善や肌荒れ改善にも有効です。

トリキュラー

マーベロンは、デソゲストレルという黄体ホルモンを配合する第3世代の低用量ピルです。第3世代に分類されているピルは、男性ホルモンの分泌を抑える作用があることから、皮脂の分泌量を抑えてニキビの改善効果を期待できます。またマーベロンはすべての実薬に同じホルモン量を配合した一相性のピルなので、飲み間違いが起きにくく、はじめてピルを服用する方も服用しやすいでしょう。