ピーリングとは
エールクリニックではマッサージピール、ミラノリピール、シャイニングピールを取り扱いしています。フルーツ酸の一種であるグリコール酸の薬剤を塗ることで表面の余分な角質を除去し肌のターンオーバーを促進する施術です。
肌のターンオーバーの遅れや乱れの原因には、睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足、ストレスなどのホルモンバランスの乱れが挙げられます。また紫外線の影響による外的要因によってもサイクルが乱れ、ターンオーバーが早くなったり、遅くなったりします。ターンオーバーが早ければ未熟な表皮細胞が多い為、皮膚のバリア機能が低下し、遅すぎれば肌のごわつきや毛穴の詰まり、ニキビなどの肌トラブルに繋がることで、本来は剥がれ落ちていくはずの古い角質が肌表面に蓄積してしまいます。
ターンオーバーの乱れにより肌の乾燥、くすみやシミ、ニキビ・吹き出物、シワ、ごわつきの原因となります。ピーリングを定期的に行うことで、お肌のターンオーバーを整え、新陳代謝を促進し新しい角層の生成・促進することで、シミや小ジワ、ニキビ、毛穴の詰まり、くすみの改善・予防に効果的です。
期待できる効果
- シミ・くすみ・ニキビ跡の改善
- 毛穴の詰まりや開きの改善
- コラーゲン生成によるハリ・ツヤ・小ジワの改善
- ターンオーバー正常化
- ニキビの改善・予防
- 肝斑の改善
- 色素沈着の改善
- 色素沈着・黒ずみの改善
マッサージピール(PRX-T33)
マッサージピールは、イタリアで10年の臨床研究を経て開発され、ダウンタイムが最小限に抑えられた画期的なピーリング剤です。PRX-T33は、EU(欧州連合)加盟国の安全基準条件を満たすことを証明するCEマークを取得しており、医療機器として販売されています。ヨーロッパにおいては、9万回を超える施術実績があり安全性と実績を兼ね備えた治療です。マッサージピールは高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)と過酸化水素、コウジ酸の3種類の主成分を使ったケミカルピーリングのことで、顔に塗る際にマッサージをしながら塗り込むことから「マッサージピール」と言われています。マッサージピールは肌のターンオーバーを早め、 ニキビ痕などの色素沈着の治療に主に使用されますが、シミ、くすみ、美白を目指している方にもお勧めですまた、コラーゲンの生成を促進することから、ハリ・ツヤ、小ジワの改善も期待できます。マッサージピール(PRX-T33)は他のピーリング治療とは異なり、皮膚の剥脱を引き起こさないことからダウンタイムも少なくピーリング治療がおこなえます。
高濃度トリクロロ酢酸(TCA)
マッサージピールには、トリクロロ酢酸が33%配合されており、真皮まで浸透し刺激することでターンオーバーの促進、繊維芽細胞の増殖因子を活性化させコラーゲン生成を促します。施術後、数カ月にわたって真皮で新しいコラーゲンが生成されることで肌にハリを与え小ジワの改善、ターンオーバーを正常化し健康的なお肌へと導いてくれます。
低濃度過酸化水素
過酸化水素はトリクロロ酢酸から皮膚表面を保護する働きがあります。高濃度のトリクロロ酢酸は、施術後に赤みや皮剥けなどの炎症が起こりやすい傾向がありましたが、低濃度の過酸化水素は、トリクロロ酢酸より先に皮膚に浸透するため、ピーリング作用から皮膚表面を守ります。
コウジ酸
マッサージピールにはコウジ酸が5%配合されていることから、シミの元となるメラニンを作る酵素「チロシナーゼ」の活性化を抑えてくれる作用があります。そのためシミやくすみ、ニキビ痕、色素沈着にも効果が期待できます。
ミラノリピール
ミラノリピールは、ヨーロッパで国際特許を取得している医療用ピーリング剤で皮膚再生効果に優れた”TCA(トリクロロ酢酸)”を始めとした5種類の酸(TCA、AHA、BHA、PHA、クエン酸)を配合したピーリング剤です。これらの酸のピーリング効果に加えて、アミノ酸やビタミンが直接的に肌細胞を刺激し、Ⅲ型コラーゲンを増やすことでエラスチンやヒアルロン酸を作る手助けをします。それにより、お肌の弾力、ハリや潤い、リフティング効果やしわ予防、肌荒れ、キメの乱れの改善効果が期待できます。マッサージピールとミラノリピールはどちらもTCA(トリクロロ酢酸)ピーリングですが、フェイス用のミラノリピールはTCA濃度が35%で、マッサージピールのTCA33%よりも濃度が高いです。更にボディ用は、TCA50%の濃度で、ヒジ、ヒザ、くるぶし、お尻(座骨)の色素沈着や黒ずみの改善におすすめです。
コラーゲン生成促進
【グリシン】コラーゲンの中で最も豊富(35%)なアミノ酸で、保湿や抗酸化および皮膚の再生特性があります。
【プロリン】コラーゲンの合成を促進・活性化させ、一度破壊されたコラーゲンを修復する力を持ちます。<br>【ヒドロキシプロリン】セラミド合成を増加させ、ケラチノサイトの増殖および線維芽細胞のコラーゲン産生を活性化します。
【ビタミンC】活性酸素(ROS)から細胞を保護し、抗酸化分子を再生します。
皮膚再生
【ガンマ・アミノ酪酸(GABA)】神経の弛緩及び筋肉を緩和することによるしわ防止作用。コラーゲン合成を促進させる効果があります。
【アルギニン】血流改善を促すことで、肌にハリ・ツヤ・潤いを与えます。
【リボフラビン】主に皮膚の酸化やストレスに起因する活性酸素の除去を助け、細胞増殖と再生を促進します。
剥離と活性
【トリクロロ酢酸】剥離作用及び間接的な活性化作用を有するカルボン酸。特定の内分泌系を活性化させる効果があります。
【ラクトビオン酸】皮膚メタロプロテイナーゼの産生を現象させ、皮膚をクロノエージングや紫外線から保護します。
【サリチル酸】静菌作用と鎮痛作用があり、皮脂によって拡大した毛穴を解放し、細菌増殖に好ましくない環境を作ります。
【タルトル酸】
角質溶解作用に使用され、角質細胞の癒着を軽減。ニキビ肌、黒ずみのある皮膚の治療に効果的です。【クエン酸】Ca2+のような二価イオンのキレート特性を持つトリカルボン酸です。抗酸化作用に優れています。
ピーリングのポイント
ピコトーニングとデルマシオの併用がオススメ
ピコトーニングを行う前に、ピーリングで不要な角質を除去することでレーザーの浸透が良くなり、相乗効果が期待できます。他にもエレクトロポレーション(デルマシオ)との相性も良く、美容成分をより浸透することができます。ピーリングと他の施術を併用することで、より美しい肌へと導くことができます。
難しい肝斑治療・色素沈着にも効果的
肝斑は通常、表皮の色素沈着によるものですが、メラニン色素が多すぎると表皮の奥まで色素が蓄積してしまいます。マッサージピールは通常のピーリングとは異なり、真皮の奥から表皮に働きかけるため、レーザーなどの治療で解消できなかった症例への効果も期待できます。また、薬剤の有効成分により美白効果やハリ・弾力の改善が期待ができ、肝斑や色素沈着を解消しつつ美肌へと導きます。
ダウンタイムが少ない
施術中は少しピリピリ感がありますが、我慢できる程度です。また個人差はありますが、赤みはほとんどの方は当日〜翌日には引きます。当日よりお化粧や入浴も可能です。
ダウンタイム・アフターケア
施術時間 | 40〜120分程度 |
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治療間隔 | 2週間おきに5回〜10回ほど施術を継続していただくことをお勧めしております |
リスク・副作用 | 施術後にお肌に赤み、腫れ、かぶれ等の症状が現れる場合があります。 |
メイク・洗顔 | 当日から可能 |
入浴・運動・飲酒 | 当日から可能 |
料金
マッサージピール | 1回 | 14,300 | |
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5回 | 66,000 | ||
シャイニングピール | 1回 | 8,800 | |
5回 | 40,000 | ||
ミラノリピール | 顔 | 1回 | 11,000 |
5回 | 50,000 | ||
体(ハガキ1枚サイズ) | 1回 | 8,800 |