ダーマペンは髪の毛よりも細い針をお肌に刺して表面に穴を開け、人間が本来持つ自然治癒力を促す施術です。開けられた穴を防ごうと再生力が働くため、新しいお肌に生まれ変わります。
その結果、肌荒れが改善されたり、毛穴が引き締まったりなどの効果が期待できるのです。しかし、ダーマペンには「肌荒れのリスク」があるとも言われています。今回は、ダーマペンの施術における肌荒れのリスクについて見ていきましょう。
ダーマペンとは
ダーマペンとは髪の毛よりも細い針でお肌に穴を開けて、人間が持つ自然治癒力を高める施術です。目的や肌質に合わせて針の深さを変えられるため、自分に合った施術を受けられます。
また、ダーマペンではお肌に穴を開けるだけではありません。その部分から悩みに合わせた薬剤を塗布することで、お肌の奥底まで成分を届けられます。
その結果、ニキビや毛穴の開き、小じわ、弾力アップなどさまざまな効果が期待できるのです。
ダーマペンで起こりうる肌荒れのリスク
ダーマペンではさまざまな効果が期待できるのですが、肌荒れのリスクがあると言われています。どのような肌荒れのリスクがあるのか見ていきましょう。
ニキビの悪化
ダーマペンはニキビにも効果があると言われています。しかし、すでにニキビの症状がひどい状態のときに施術を受けると、より悪化してしまう可能性があるのです。
そもそもニキビの原因は、黄色ブドウ球菌と呼ばれる細菌です。ダーマペンでニキビを潰すと細菌が他の場所に移ってしまうので、一部だけにあったニキビが、顔全体に広がるリスクがあります。それだけではなく、症状が長引いたり、跡が残ったりすることもあります。
クレーターの悪化
ダーマペンはクレーター改善の治療にも利用されています。正しく施術をすればお肌の凹凸がなめらかになって、きれいなお肌に生まれ変わります。
しかし、針の深さが不適切だったり、医師の技術が未熟だったりした場合は、クレーターの症状が悪化するリスクがあるのです。ダーマペンは繊細な技術が必要なので、針の深さや場所を間違えれば、肌トラブルを引き起こす可能性が高くなります。
色素沈着
針が深すぎると色素沈着を引き起こすリスクがあります。お肌をきれいにしようとダーマペンの施術を受けたのに、逆に新たなシミができたらもったいないです。
また、施術後のお肌はデリケートな状態です。紫外線対策を怠ると色素沈着が起きやすくなるので、注意しなければいけません。
お肌のバリア機能が低下する
ダーマペンを短期間で何度も行うと、バリア機能が低下するリスクがあります。ダーマペンにも適切な期間があります。しかし、お肌の状態を早く良くしたいからといって期間を守らなければ、バリア機能が低下して新たな肌荒れを引き起こす可能性があるのです。
ダーマペンの適切な期間としては月に一回程度です。頻繁に施術を受けるとバリア機能が低下して肌荒れのリスクが高まるので、期間を守るようにしましょう。
施術部位の出血
ダーマペンでは針でお肌を刺すのですが、その中で血管に傷がつくと出血する可能性があります。出血するといっても髪の毛よりも細い針を使用するので、血が出てもすぐに止まるでしょう。
また、出血したからといって施術が失敗したわけではないので安心してください。
赤みや腫れが長引く
ダーマペンの施術後はダウンタイムが起きることが多いです。ダウンタイムの症状としては赤みや腫れ、痛みなどが挙げられるのですが、これは傷ついた肌が治るまでの間のみ起こるものです。
適切な施術であれば、1週間程度で症状は治るでしょう。しかし、セルフで行った場合や、未熟な医師が担当した場合はダウンタイムが長引く可能性があります。中には1ヶ月以上症状が長引く場合があるので、注意が必要です。
ダーマペンによる肌荒れを防ぐポイント
ダーマペンは適切な施術を受けられれば、肌荒れのリスクは低いです。肌荒れのリスクを少しでも下げるためにも、次で紹介するポイントを実践してみてください。
保湿を徹底する
施術後は保湿を徹底するようにしましょう。施術後はお肌がとてもデリケートな状態になっているので、少しの刺激でも敏感に反応する可能性があります。
保湿でお肌を保護しておけば刺激にも耐えられるので、お肌が生まれ変わるまでの間も肌荒れしないように守ってくれるでしょう。
紫外線対策を徹底する
上記でもお伝えしたように、施術後はお肌がデリケートになっています。色素沈着が起きやすくなっているので、しっかり紫外線対策を行いましょう。
「数分だけ外に出るだけだから」と侮ってはいけません。紫外線の刺激を受け続けるとお肌が乾燥しやすくなり、肌表面のキメが乱れてきます。その結果、皮がめくれたり、ざらついたりなどの肌荒れが起きやすくなるので注意が必要です。
体を温める行為を避ける
施術後は体を温める行為をできるだけ避けてください。例えば長時間の運動や入浴、飲酒などです。
体が温まると血流が促されて、ダウンタイムの症状が起きやすくなります。また、汗をかいた状態は衛生的にもあまり良くないので、肌荒れを引き起こすリスクも高まるのです。
最低でも施術後3日間は体を温める行為は避けてください。
セルフで行わない
最近ではセルフダーマペンも普及しています。ネット通販でもセルフダーマペンが販売されており、気軽に施術できるようになりました。
しかし、セルフダーマペンはとても危険です。そもそもダーマペンは高度な技術が必要なので、専門的な知識や技術がない一般の方が行うと肌荒れを引き起こす危険性を高めてしまいます。
肌荒れのリスクを避けるためにも、クリニックで施術を受けましょう。
ダウンタイムの期間中はむやみに患部に触らない
ダウンタイムの期間中はむやみにお肌を触らないようにしましょう。むやみに触るとダウンタイムが長引いてしまう可能性があります。
人によっては皮が剥けることもありますが、皮を剥くのはNGです。ダウンタイムの期間中は優しく丁寧に扱うことを心がけてください。
ダーマペンによる肌荒れを防ぐにはクリニック選びが重要
ダーマペンは繊細な技術が必要なので、肌荒れを防ぐためにはクリニック選びが重要です。実績や症例数は豊富か、アフターフォローは整っているかなどを確かめた上で、施術を受けましょう。
セルフダーマペンは失敗のリスクが高く、肌荒れする可能性も大いにあるので、クリニックで受けることが大切です。
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